臍ヘルニア（でべそ） 図 ： へそヘルニア へその緒がとれると、へその緒が通っていた腹壁の穴はお腹の筋膜で自然に閉鎖されます。もし自然閉鎖が起こらない時は、この穴から腸がへその皮膚の下に飛び出します。これが臍ヘルニア（でべそ）です。この穴は徐々に小さくなり、90％以上は1〜2才頃までに自然に治ります。 臍ヘルニアでは、腸が出たまま戻らなくなること（かんとん）は非常にまれです。 当院では、臍ヘルニアの積極的な圧迫療法を行っています。 　　ポイント　 【へそ圧迫療法について】 圧迫療法を続けることで、臍ヘルニアの治癒が早まり、臍の皺が大きくなることを予防できるとされています。コツさえ覚えていただければ、ご自宅で圧迫を続ける事が可能です。 美容上でべそが気になるお子様は多いようです。また、自然閉鎖してもへそのシワが大きくなり、目立つこともあります。こうした場合には、手術が必要となることもあります。